出生前診断 メリット デメリット リスク

出生前診断のメリット

検査方法の進歩によって、異常などの情報が早期に分かり、それによって、分娩が安全に行える、出産後直ぐに異常などの対応ができることが一番のメリットになるでしょう。

 

例えば、超音波断層法です。子宮内や胎児、胎盤などを見ることで、胎児の発育、胎盤の成熟度を確認することができます。また、分娩監視装置もとても大切です。これは、胎児の心拍数図を記録し、ストレスに対する胎児の循環器系の反応をみることができるというメリットがあります。

 

私もこの分娩監視装置には大変お世話になりました。

 

予定日が2週間近く遅れたからでしょうか。人工的に子宮口を開かせる施術をし、促進剤で分娩を促し全開するのを待ちました。でも監視装置から、赤ちゃんの心音が低下しているのが分かり、即、帝王切開に切り替えることができました。

 

そのスピードは見事なまでに早かったです。

おかげで無事に出産することができました。分娩監視装置は、出産が遅れている妊婦さんの健診時にも使いますし、普通分娩はもちろん、帝王切開のときにも付けています。

 

出生前診断といえばいちばん一般的なのが、母体血清マーカー検査です。

 

この検査からは、胎児の先天性異常や妊娠経過の異常、妊娠中毒症や合併症妊娠が分かります。異常が分かるというと、不安になります。しかし、事前に分かれば早期の対応が可能というメリットもあるのです。

 

出生前診断というと、母体血清マーカー検査のように深刻な問題を含む検査というイメージがあります。

 

でも、上記のような当たり前に行われている、超音波や分娩監視装置なども出生前診断なのですね。昔ならば触診かせいぜい聴診器で胎児の心音を聞くぐらいだったでしょう。

 

しかし、このような検査技術の進歩により、昔ならば救えない沢山の赤ちゃんの命が救われてきたのです。それを考えると出生前診断は、メリットとデメリットが隣り合わせにあるようですが、その本当の意味を考えると、とても尊い技術であると言えます。

 

出生前診断のデメリット

 

出生前診断のそもそもの意味を考えると、お母さんが心身ともに、安心して分娩を迎えることにあります。

 

出生前診断で行われている検査には、一般的にデメリット、もしくはリスクがあると言われているものがあります。羊水検査、絨毛検査、などがそうです。

 

羊水検査と絨毛検査はお母さんのお腹から採取した羊水に含まれる細胞を調べます。しかし、お腹に直接針を刺すので、感染、出血、破水などの危険性があります。

 

絨毛検査の方が、羊水検査に比べ危険性が高いようで、あまり行わない検査です。また、羊水検査は主に、母体血清マーカーの結果が高い場合に行います。

 

デメリットとは言いがたいかもしれませんが、超音波断層法(エコー)でもありますね。赤ちゃんの性別が分かってしまい、うっかり医師が言ってしまったというやつです。

 

日本産科婦人科学会のガイドラインによると、性別を告知してはいけないとあります。でも、聞けば教えてくれる医師が多いかもしれません。これは、事前に知りたければ聞くもよし、知りたくなければ、医師にしっかり口止めしてもらったほうがいいですね。

 

エコー検査自体が体に及ぼす危険性は今のところ発表されていません。

 

出生前診断といえば、主流なのが前述にもある母体血清マーカー検査

採血ですから、体に及ぼす危険性はありません。しかし倫理的なデメリットがあります。受けるか否か自体も悩みます。しかし、意外にも、ごく当たり前のように受けられています。この検査のデメリットは受けたことでかえって不安になることです。

 

先天性異常児の生まれる確率を数字で出すもので、300分の1以下ならば羊水検査を任意で受けます。これでほぼ分かるようです。羊水検査自体はこうした理由が無ければ受けられないでしょう。

 

この検査の場合、結局可能性がゼロではない限り、不安が残ります。
でも、そういう不安を乗り越えて親になるのです。

 

どんな子でも、自分たちの所に、まるで選んだかのように、生まれてきてくれたのです。こんな奇跡的なことはありません。出産か近づくにつれ、早くわが子に会いたい気持ちがつのりますから、そんな不安も最後には吹き飛びます。

 

現在、新型の出生前診断なるものも出てきました。99パーセント、ダウン症が分かる検査です。もし、出産にあたり特にリスクがないのなら、今までの検査と同じことではないでしょうか。ただ、イエスかノーがはっきりしているだけです。はっきりさせたいかどうかですね。

 

でも、どんな子であっても、という気持ちこそが、
親心のベースを作るのではないかと私は思います・・・

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